山形が5日、2日間のオフをはさみ本拠地NDスタで始動した。疲労困憊(こんぱい)となった酒田合宿以上に、フィジカルトレの負荷を上げた。キャンプでも約400メートル×10本のハイペース走を、この日は12本こなした。「たぶん、日本一走っている」というDF石川を筆頭に、選手の足取りは重かった。体を痛めつけた選手に、小林伸二監督(49)はさらなる「ドS強化策」を用意。思い出したくもない6月9日のナビスコ杯磐田戦(0●5)の、ダメ出しミーティングを開いた。「W杯を見た後に、磐田戦を見ると自分でも嫌になるけど、修正するところは修正しないと」。心身ともに追い込み、イレブンの反骨心を引き出す。