横浜ユースのFW小野裕二(17)が28日、横浜市内のクラブハウスで、来季トップチーム昇格の契約を結んだ。横浜の木村和司監督(52)が「将来は日本の宝になる」と太鼓判を押す逸材で、7月18日の広島戦でリーグ戦初出場を果たしていた。小野は「中学生のころからプロになるのが夢だったので、本当にうれしい」と笑顔を見せた。

 G大阪のMF宇佐美らと同じ“プラチナ世代”の1人。将来の海外移籍も夢見るが「今は何よりチームの勝利のために頑張りたい。プロとして結果を出せる選手になりたい」と話した。29日のリーグ新潟戦で4試合ぶりに先発出場する。「やっぱり点を取りたい」。念願かなったプロ契約を弾みに、クラブ最年少得点記録更新を狙う。