コンサドーレ札幌の石崎信弘監督(52)が18日、クラブ側から来季続投要請を受けていたことを認めた。現時点で「話はこれから。合意ではない」と話しており、今後は代理人を通し金銭面など具体的な交渉に入る。

 来季へ1歩、前進した。この日の練習後、石崎監督は「予算が厳しいことは聞いている。だが(続投は)決まってはいない。正式な話はこれから」と話した。来季戦力構想や強化費も、大枠でしかまとまっていないため、今後は代理人を通して断続的に話し合いを重ね、最終結論を導き出す。

 この日から三上大勝強化部長(39)が外国人選手の調査のため南米に向け出発。監督去就は未定も続投方針は明確に打ち出されており、指揮官の補強リクエストも伝達された。「DF、MF、FWのセンターラインの選手でいい選手がいれば」。ブラジル、アルゼンチンなどを訪れ、07、08年のチーム得点王ダビのようなコストパフォーマンスの高い選手をリストアップすることが狙いだ。