磐田の新シーズンが華々しく始まった。23日、浜松市内で新体制発表会とファン感謝イベント、出陣式を兼ねた「2011

 ジュビロデー1・2・3ダァー」を行った。

 ファン感謝イベントでは、ステージと21カ所のブースに分かれてイベントが行われた。吉野社長が五目並べをしたり、柳下監督が「黒ひげ危機一髪ゲーム」で勝負、トレーナー陣による1分間のツボ押し体験や、那須主将が坂本龍馬に変身するなど約1時間半、チーム全員がファンと交流。那須主将は「僕らの方が楽しませてもらった。あらためて身が引き締まる思いです」。選手会長のDF岡田は「みなさんにすごくパワーをもらいました」と感謝した。

 「大トリ」を飾ったのはDF駒野友一(29)とファンによる「PK対決」。テレビゲームとはいえ、昨年6月のW杯南アフリカ大会以来のキッカーを務めた。1回戦の6本目をクロスバー直撃で失敗して敗戦。続く2回戦の1本目でも再びクロスバーに直撃させたが、GKを担当した守護神の川口能活(35)の好セーブもあって勝利した。駒野にとってW杯当時は「悪夢」だったPKだが、ファンとの交流に笑顔を浮かべていた。