02年日韓W杯で4強に進出したトルコ代表メンバーらが、東日本大震災の復興支援に立ち上がった。20日から宮城、岩手両県の中高生が、トルコで開催される親善試合や文化交流に招待されることが11日、分かった。仙台育英高のサッカー部の1年生、岩手・城西中サッカー部員らが5日ほど滞在する。

 引退後に国会議員になった、02年W杯で主将として活躍したハカンシュキュル氏が今回の支援活動の一助を担った。親善試合にも立ち会う。浦和に在籍したアルパイ氏ら日韓4強メンバーも駆けつける予定。

 今回の震災では在日トルコ人が中心となり、物資支援や炊き出しを行った。日本トルコ文化交流会のダニシマズ・イディリス副会長(36)は「世界には支援してくれる人がいます」と話す。今後は奨学金制度を確立し、被災した子どもたちの教育面でのサポートも計画している。