カズさん、待ってます-。エスポラーダ北海道の小野寺隆彦監督(37)は16日、背番号「11」をカズのために空けておくことを明言した。15日の府中アスレティックFC戦でJリーグ横浜FCの三浦知良(44=カズ)が、北海道の一員としてフットサルに参戦した。今季はこの1戦だけだが、チームはカズが現役引退し、出場の可能性がなくなるまでずっと11番を空けておくことを決めた。小野寺監督は「いつ戻ってきてもいいよう空けておきます」ときっぱり言った。

 15日の試合ではたった2日間でフットサルに順応し、高い技術を見せチームに多大な影響を与えた。2得点の水上玄太(28)も「試合に挑む姿勢とかすごく勉強になった。もう1度やりたい」と強調。

 すでに横浜FCの奥寺康彦会長(59)は、カズの来季以降のフットサル継続を認めている。J1昇格がかかるクラブとの兼ね合いはあるが、カズ本人も試合後「チャンスがあれば」と意欲的だった。

 15日の試合後、カズは北海道の新年会に出席して交流を深め、16日に帰路に就いた。再度、フットサルの舞台に立つ日を、チームは信じて待ち続ける。