Jリーグが14年度からの設立に向け調整している「J3(仮称)」の当確クラブが19日、明らかになった。東京・本郷のJFAハウスでJ1、J2実行委員会を開催。複数の関係者によると、参入の当確クラブとしてJリーグ準加盟のAC長野パルセイロ、町田ゼルビア、SC相模原、カマタマーレ讃岐が挙がった。さらに26日のJリーグ理事会で準加盟に承認される予定のブラウブリッツ秋田、ツエーゲン金沢を加えた6クラブが、実行委員の資料に提示された。

 また、福島ユナイテッドもヒアリングを終え、当確は時間の問題という状況で、J3初年度の顔ぶれが出そろってきた。Jリーグは昨年末から、地域リーグを含め、J3参入の意思を示しているクラブを調査。財政面や施設面、自治体との連動性などの現状を把握した上で、現在JFLを主戦場にする7クラブの参入がほぼ確実となった。また、藤枝MYFCは行政のバックアップ次第で、参入の可能性は高まるという。

 26日の理事会では、14年をめどにJ3発足が正式に決定する。一方でJリーグでは、J3の分配金やクラブ数、施設や財政などの加入条件を最終的に詰められていない。そのため、地域リーグ所属のグルージャ盛岡やレノファ山口などは、今後も審査対象として調査、指導を行っていくことになる。最終的には10クラブの方向で調整していくが、8クラブでのスタートも視野に入れながら、9月の決定までに絞り込んでいく。