<なでしこリーグ:INAC神戸2-3浦和>◇第1節◇30日◇ノエスタ

 昨年6位の浦和がINAC神戸を敵地で破る大金星を収めた。12年U-20(20歳以下)日本代表MF猶本光(20)が2得点の活躍。後半28分、約35メートルのロングシュートを決めると、後半ロスタイムには、CKから相手GKのクリアボールをダイレクトで蹴り込む決勝点。試合後は涙で目を潤ませた20歳は「去年は周りに合わせようとし過ぎていた。みんなが『よかったね』と言ってくれて、こみあげるものがありました」。昨季リーグ戦の出場はわずか4試合に終わり、再起を誓っていた。日本代表の大黒柱の澤と同じ守備的MF。将来、代表の中心選手としての期待を背負う逸材が一皮むけた。