「日本サッカーの父」デットマール・クラマー氏(86)が4日、64年東京、68年メキシコ五輪の日本代表でともに戦った八重樫茂生氏(享年78)を悼んだ。ドイツ・ミュンヘンで電話取材に応じ、「私たちは違う言葉を話しますが、非常に強い友情で結ばれていました。家族のようでした。私は86歳で年を取っているし、死も人生の一部と思っています。しかし、私より若い友人が先に亡くなっていくことは非常に悲しいです。ヤエガシは私にとって本当に偉大なサッカー友達でした」と話した。同氏はコーチとして、八重樫さんが主将を務めた日本代表の東京五輪8強、メキシコ五輪銅メダルに貢献した。(鈴木智貴通信員)