横浜FCのFWカズ(44=三浦知良)のFリーグ(日本フットサルリーグ)挑戦に「ゴーサイン」が出た。横浜FCの社長を務め、受け入れ先となるFリーグ・エスポラーダ北海道のトップも兼任する小野寺裕司社長(45)が11日、横浜市内の練習場を訪問。練習視察後、「もちろんやってほしい。フットサルを盛り上げてほしいですね」と話した。

 横浜FCのメーンスポンサー・LEOC(レオック=給食受託事業)の小野寺社長は、両リーグの懸け橋とも言える存在だ。Jリーグがシーズン中であり、正式なオファーはタイミング待ち。ひとつの目安として、トーナメント方式の天皇杯も含めた今季終了後(リーグ戦は12月3日最終節)の参戦が考えられる。「すでに北海道では大きな話題になってます」と、期待を寄せた。

 カズはこの日の練習後、フットサル挑戦への思いを口にした。

 カズ

 本当に僕が考えるのはエスポラーダだけでなく、Fリーグの選手に失礼になってはいけないということ。ただ行って試合をするのではなくて、しっかり練習に参加しないと。チームの力になれるようにね。自分のコンディション、クラブ、日程、Fリーグの選手の考え。すべてがクリアになれば、やりますよ。

 最後の「やりますよ」は、力強い言葉だった。新天地への道は整いつつある。【阿部健吾】