浦和に「カズ旋風」が巻き起こった。22日、さいたま市内でJ2横浜FCと練習試合を行った。FW原一樹(26)は「CKの時に、カズさんが自分にマークについてくれてうれしかった。取りあえずにおいをかぎました。かっこいい」。MF青山も「マッチアップが多かったので、なるべくたくさん触ろうと思っていました」と明かした。

 試合は、前半3分、原のゴールで先制。しかしその後、天気が急変し豪雨に見舞われ、前が見えない状況に。試合は1-0のまま、前半終了後に中止された。

 FWカズはスタメン出場し、ゴール前のパス交換でチャンスを作るなど、サポーターを沸かせた。帰り際には、浦和選手やスタッフからの要望に応えて、笑顔で記念撮影。「雨はよくある。90分やりたかったね」と話し、集まったサポーター約50人に対戦チームの選手が異例のファンサービス。土砂降りの中でも、キングのオーラは輝いていた。