磐田は5日のナビスコ杯福岡戦を前に3日、完全非公開で約1時間半の調整を行った。練習後、柳下正明監督(51)は、日本代表に参加中のFW前田の代役について「高さやゴール前での得点、攻守の役割を考えると、そうなる」と、ルーキーFW金園英学(22)をスタメンに起用することを明言した。U-22日本代表FW山崎亮平(22)の先発も確実となり、22歳の2人が初めてコンビを組むこととなった。

 プロ入り後、初先発が決まった金園は「前田さんみたいにスーパーなことはできないので、とにかく走り回ってゴールを一番に考えたい」。U-22日本代表合宿を終え、MF山本康とともにこの日チームに合流したFW山崎も「前田さんがいない試合はシーズン通してあると思う。みんなでどれだけできるか楽しみ」と力強く話した。

 金園は今季2得点をマークした。山崎も3戦連続ゴールを奪うなど、爆発力は十分だ。山崎は「トーナメントの初戦は大事。勝つだけじゃなくて、たくさん点を取って勝ちたい」。そろって次期エースの力を証明したいところだ。【神谷亮磨】