横浜MF中村俊輔(33)が7日、A代表とU-22(22歳以下)日本代表との掛け持ちについて、好意的な意見を述べた。C大阪MF清武が注目を集めるが、自身も00年に代表を兼任していた。両代表ともトルシエ監督で、FW高原など兼任する選手は他にもおり、A代表は開催国だったためW杯予選がないなどの条件面の違いはあったが、シドニー五輪までの約9カ月間、二足のわらじを履いた。

 その時感じていたのは「五輪に戻ったときには、自分だけは違うことをみせないといけない」という使命感。下のカテゴリーでは、周囲は活躍して当然と見る。その環境が「何かしなければいけないけど、それは良い選手にしかない場所だから。刺激になる」と成長を促すという。

 過密日程についても「若いんだから大丈夫」と問題にせず。「後から海外にいったら、移動して中2日の試合とかたくさんある。いまのうちから経験できるのはいいこと」と将来の糧になるととらえていた。