ナビスコ杯は「若さ」で勝つ!

 清水は12日、リーグ磐田戦から中3日で臨む次戦に向け、完全非公開で調整。過密日程で故障者も続出する危機的状況に、アフシン・ゴトビ監督(47)は「(スタメンの)平均年齢は22、23歳ぐらいになるかもしれない」と、若手を積極的に起用する方針を示した。

 特に攻撃陣はFW高原が9月中の復帰は絶望的で、MF小野は磐田戦で右もも裏を痛め、別メニュー調整。MF枝村も恥骨炎で戦線離脱している。さらに、MF小林、FW伊藤は復帰のメドすら立っていない。抜てきの候補に挙がるのは、FW鍋田、MF竹内をはじめ、FW木島、FW樋口、MF柴原らもベンチ入りのチャンスが与えられる可能性もある。

 ゴトビ監督は「7、8ポジションは決まっている。残りはまだ決めていない」と、頭を悩ませる。ナビスコ杯新潟戦後も中2日で浦和戦が控え、2試合をマネジメントする必要もある。「重要なのは体調のいい11人を使うということ。水曜日は我々にとっていい機会になる」と、ポジティブに話した。意図した若返りでないにせよ「ニューヒーロー」誕生のチャンスにはなる。【為田聡史】