主砲復活!

 左太もも前の肉離れで別メニュー調整が続いていたJ2札幌FWジオゴ(28)が22日、11日ぶりにチーム練習に合流した。17日北九州戦と21日の前節東京V戦は負傷のため大事を取って欠場も、チームは4連勝。明日24日の徳島戦(札幌厚別)は、好調の国産攻撃陣に助っ人も加え、今季初の5連勝を狙う。

 頼れる11番が戻ってきた。この日のジオゴは、ボールまわしから4対4と、約1時間半、負荷のかかるトレーニングメニューをすべてクリアした。「おとといまでは不安があったが、昨日、今日と良くなった。細かいステップも大丈夫。怖さもなくなった。100%に戻った」。石崎監督も「先発か途中からかは考えるが、徳島戦はいけるんじゃないか」と起用を示唆した。

 前日21日の東京V戦は自チームの試合を初めて札幌ドームでスタンド観戦した。「上から見ることで味方の特長を細かく研究できた。全体的なポジショニングも把握できたし、自分が入ったときのイメージがしやすかった」。2戦休んだとはいえ、さらにフィットするための分析に充てるなど再融合への準備は万全だ。

 練習後は札幌暫定首位浮上の記事が掲載された日刊スポーツ新聞の1面を見て、さらに発奮した。「新聞の1面に載るというのはそれだけチームが好調な証し。次はジオゴカラスで1面どう?」。徳島戦では11日栃木戦に続く厚別2戦連発と、自身の1面登場をひそかに狙う。【永野高輔】