<J1:横浜1-3仙台>◇第27節◇24日◇日産ス

 横浜が今季ワーストの3失点を許し、今季初の逆転負けを喫した。「結果通りの完敗。したたかにやられた」。試合後の会見で木村和司監督(53)がうなだれた。中盤のつぶし役のMF小椋がケガで欠場。左サイドバック(SB)の金井を、MF谷口と中盤の底に並べ、本来センターバックの日本代表DF栗原を左SBに回す采配を打った。攻撃意識を高めた右SBのDF小林が前半3分に「狙い通り」の先制点も、その後は守備のバランスを崩した。

 途中から中盤の配置を変えたが実らず、6月11日の柏戦以来9戦ぶりのホーム敗戦。首位の背中が遠のいたが、指揮官は「選手もショックを受けているが残り7試合ある。切り替えてやっていかないと」と強調した。