2戦連発で「清武超え」だ。浦和FW原口元気(20)は9月30日、さいたま市内の練習場でチームの全体練習に参加。明日2日にアウェーG大阪戦、翌3日からはW杯アジア3次予選へ向け日本代表に合流するが、「結果を残してから行きたい。代表でも結果を残したい」と結果を重視した。「結果=ゴール」を何度も強調した。

 9月に日本代表に初招集されたが、北朝鮮戦、ウズベキスタン戦ともに出番はなし。目の前で見たのは、同じU-22(22歳以下)日本代表で戦ってきたC大阪MF清武の活躍。「すべての能力が高いし、すごくいい人だし、めちゃ優しい。ああいう人に追いつけるように。結果残せば追いつける」。

 狙うは11日の予選タジキスタン戦(長居)の前哨戦になる7日の親善試合ベトナム戦(ホームズ)。その試合にケガで欠場濃厚な清武は、A代表デビューの8月韓国戦では無得点。同じデビュー戦で「結果=ゴール」を残し、少しでも清武に肉薄したい。「ガンバ戦でも全部出し切る。アピールして、練習でもアピールしないと。ドリブルという1つの特徴を出していきたい」。季節は秋に入ったが、20歳ドリブラーの言葉はどこまでも熱かった。【阿部健吾】