ガンバにショック!

 G大阪は4日、元日本代表DF加地亮(31)が「左陳旧性脛骨(けいこつ)内果先端骨折後再骨折の疑い」と発表した。復帰時期は不明だが、チーム関係者は「骨折の『疑い』でも痛めたのが足首。しっかり走れるようになるまでに時間がかかるでしょう」と説明。今日5日のナビスコ杯磐田戦(万博)だけでなく、状態によっては今季残り試合の出場も厳しくなる。

 加地は2日の浦和戦で負傷、後半26分に退いた。痛めたのは左足内側のくるぶし付近で、以前も骨折していた可能性があるという。試合後は自力で歩きながら患部を氷で冷やし、「骨挫傷的な感じ」と顔をしかめていた。3日に大阪・吹田市内の病院で検査。この日の練習には参加しなかったが、車いすや松葉づえなどは使わずに左足をひきずりながら歩いていた。

 「骨折」が関節先端のため、関係者は「手術の必要はないと思う」という。加地は今季リーグ戦28試合中26試合に出場するなど、G大阪不動の右サイドバック。優勝を争う15日名古屋戦(瑞穂陸)は絶望的で、代役には本来ボランチのMF武井や復帰したばかりのMF橋本、DF高木の名前が挙がる。6年ぶりの優勝へ残り2カ月。加地の早期復帰を待ちながら、チーム一体となって戦うしかない。