磐田MF山田大記(23)が開幕戦出場に向けて、順調な回復を見せている。磐田は1月31日、1日のオフを挟み練習を再開した。昨年11月に右第5中足骨の手術を受けた山田は午前中にボールを使った軽めのメニューで調整。午後は浜松市内の病院で検査を行った。その後は、グラウンドでリハビリメニューを消化。術後の経過も良好で「全く問題はない。順調にきているし、すごくいい感じ」と充実した表情を見せた。

 1年前の経験が生きている。昨季は入団前に左第5中足骨を骨折。約4カ月間のリハビリを経て、キャンプ中にチームに合流した。今回は昨年と比べると、手術した時期は1カ月遅く、当初は開幕戦出場が絶望的だった。しかし、懸命な治療とリハビリの成果もあり、早期合流が見えてきた。山田は「キャンプ中に合流できると思う。体の動き自体は去年よりもいい」と手応えを感じている。

 今後は、心拍数を上げるメニューをこなしていき、コンディションを上げていく予定だ。「ボールの感覚を確かめながら、使っていなかった他の筋肉を戻していきたい。早くサッカーがしたいですね」と山田。開幕まで39日。背番号10の復帰は近い。【神谷亮磨】