息子のためにも、もう一花咲かせる。今季から仙台に加入したDF内山俊彦(33)が3日、新天地での活躍を誓った。鹿児島キャンプ中の前日2日、第3子となる長男が誕生した。5歳と2歳の娘がいたが、初めての男の子とあって「できればサッカーをやらせたい」と違った感慨がある様子だ。携帯電話の写メールで元気な姿も確認し、パワーを充電。とはいえ、浮かれてばかりではない。「生まれた子がサッカーを理解できるまで現役を続けたい気持ちはあるけど、まずは1年1年が勝負」と、3児の父は一瞬にしてサッカー選手の顔になった。

 昨季限りで甲府を退団。トライアウトを受け、複数のクラブが興味を示した中で仙台の一員となった。J2山形に9年在籍し、夫人は山形出身。「嫁は同じ東北のチームで喜んでくれた」。鹿児島出身で実家はキャンプ地から車で1時間もかからない。縁がある東北での再出発に、プロ初となる故郷でのキャンプ。妙な巡り合わせに運命めいたものを感じていたという。そして、開幕を前に増えた家族。モチベーション上がりまくりの33歳が、持ち味のハードワークで再起を目指す。【亀山泰宏】