♪今年はユアスタで“タムラップ”歌っちゃうYO!

 仙台MF田村直也(27)が、本拠地お立ち台でのラップ熱唱を今季の目標に掲げた。ハードワークが売りの守備的選手だが、実は歌唱力にも自信あり。1月にサポーターを招待して行った激励会でも好評だった特技を、活躍した試合後に披露する計画だ。レギュラー取りへ挑戦するシーズンに、もうひとつひそかな野望を抱いて臨む。

 仙台が誇る「のど自慢」田村が、虎視眈々(たんたん)とその時を狙っている。「今年は『やる時はやる男・田村』で売っていきます。ラップも年に1回はできるように頑張りたい」と不敵に笑った。ホームゲームで活躍した選手が試合後に受けるヒーローインタビュー。サポーターの視線を独占しながら、得意の即興ラップで一緒に勝利の余韻に浸ろうというわけだ。

 「ラップは1発芸用とかじゃない。もともと歌には自信があるんです」と意外にもプライドをのぞかせる田村。きっかけは昨季キャンプ前の激励会だった。全選手とスタッフが1人1人名前を呼ばれて登壇する際、それぞれ自由にマイクを使っていいことになっている。そこで歌ったラップがウケて今年の激励会でも「やるつもりはなかったけど、上がる前にサポーターからリクエストされて…」とマイクを握っていた。直前には宮城県サッカー協会の小幡会長が富士山に絡めてあいさつ。それを意識して「さん」で韻を踏むアドリブを利かせてみせた。

 歌にかける心意気も相当だが、シーズンへの意気込みはもっとすごい。「毎年、自分みたいな生え抜きでスタメンに定着できてない選手が頑張らないとと思っていた。今年はチャンスだし、定位置を脅かす」と力を込める。本職のボランチでもサイドバックでも、とにかく試合に出たい。そして、あわよくば歌いたい。歌うユーティリティープレーヤー田村直也。♪今年のオレはひと味違うY0!【亀山泰宏】