4年に1度のうるう日にJ2山形の背番号「2」、年齢「29」のDF小林亮が4年ぶりのゴールを誓った。宮崎市・エントランスプラザで行った2月29日の午前練習では、右サイドから正確なクロスで好機を演出。後方から積極的に攻撃に参加した。「今年は監督が代わって、サイドバック(SB)の役割も随分変わった。点に絡むチャンスも増えてくる」と守備だけではなく、前線でのアクセント役もこなす。

 小林が最後にリーグ戦で得点を記録したのは、大分時代(当時J1)の08年。翌年、J1に昇格したばかりの山形へ移籍し、丸3年ゴールから遠ざかっている。「(前監督の小林)伸二さんのサッカーだと、守備で要求されるものが多かった」と振り返る。

 それが奥野新監督の下では一変。自軍のゴールキック時には、ハーフウエーラインを越えるほど高い位置をとる。中盤の選手が今までより中で仕事をするため、サイドでのSBの重要性も増した。当然、攻撃力も求められる。「もともと、自分の良さは攻撃にあると思う。サイドハーフが内にいる分、自由に動けるスペースもある。より自分のスタイルに近くなった」と待ち望んだ環境が整った。

 自身2度目のJ2。柏に所属していた06年には44試合に出場し、4得点を挙げた。「あの時よりももっと狙えるように、どんどんゴール前に顔を出していく」。山形に来て「4」年目。攻撃型SBの小林が、まずは「4」シーズンぶりのゴールから自己最多の「4」得点を塗り替える。【湯浅知彦】

 ◆小林亮(こばやし・りょう)1982年(昭57)9月12日生まれ。さいたま市出身。武南高から駒大に進学。05年に当時J1の柏へ入団。08年には期限付きで大分(当時J1)に移籍。09年に山形へ期限付き移籍し、11年から完全移籍で加入。右だけではなく左SBもこなす。J1通算113試合2得点。J2通算44試合4得点。夫人は高校の同級生で、タレントの麻美さん。170センチ、67キロ。利き足は右。血液型AB。