J2山形は22日、天童市内でJFLソニー仙台と45分×2本の練習試合を行い、3-1で勝利した。メンバーは20日の岐阜戦に先発出場した選手以外で構成。従来の「4-3-3」を敷いたが、本来はMFの選手をFWで起用するなどポジションをシャッフルして臨んだ。奥野僚右監督(43)は「いつもと違う位置やメンバーでどのような試合ができるかを試したかった」と説明。公式戦でのコンバートも視野に入れていた。

 左サイドハーフ(SH)を本職とするMF川島は、ボランチに近い位置でプレー。1本目の24分、ペナルティーエリア内でパスを受けると、得意のドリブルで相手をかわしてシュートを決めた。右SHを得意とするMF広瀬は2本目の8分、左サイドに流れてパスを受け、相手GKの動きを見ながら冷静に流し込んだ。

 奥野監督は「与えられたポジションでどれだけやれたかどうか。今日うまくいかなくても慌てなくていい」と年間を通して「適材適所」を求めていく。【湯浅知彦】