やられたらやり返す。J2山形奥野僚右監督(43)が5月31日、「目には目を」作戦を敢行することを公言した。前節熊本戦(同27日)では、1-1の前半ロスタイムにペナルティーエリア内でワンツーパスから崩されて決勝弾を献上。同じく1-2で敗れた3月25日の岡山戦でも同じ形から失点した「苦手パターン」となっている。だが指揮官は「相手のうまくいった攻撃の仕方は、うちもやればいいだけ。やられたらやり返せばいい」と強気。弱点克服どころか、ストロングポイントに替えてしまうつもりだ。

 見つかった課題を早めに処理してしまうのが「奥野流」。スローインを起点に同点ゴールを許した福岡戦(1-1)から3日後にも、同じ形から攻め上がる展開に着手していた。「ワンツーにしてもいろんなトリックみたいなものがある。どこで仕掛けたら効果的か。もちろん敵陣深くなんだけどね。やられてしまったことより、自分たちにプラスになるように考えてトレーニングをしたい」。たとえ転んでも、ただでは起き上がらない。【湯浅知彦】