<J1:鳥栖4-1G大阪>◇第24節◇1日◇ベアスタ

 リーグ戦ここまで2試合で計12得点したG大阪の攻撃力は、影を潜めた。開始直後にFKを直接決められて失点。得意のパスサッカーで反撃に出ようとしたが、松波正信監督(37)は「ブロックを崩しきれなかった。ボールに対しての厳しさは、今までのチーム以上だった。攻めきれなかった…」と元気なくうなだれた。

 0-3となった後半29分にこぼれ球をMF明神が決めたが、逆襲には遅すぎた。結局、終了間際に4点目を失い、完敗に終わった。リーグ戦では6試合ぶりの黒星となった。

 試合後、サポーターからブーイングや罵声が浴びせられた。エースFWレアンドロの欠場も痛かった。途中加入ながらリーグ5戦6発で5戦負けなしに貢献したが、左太もも裏痛の影響で欠場したのが響いた。順位は15位のままだが、17位大宮までが同じ勝ち点24の大混戦。得失点差で降格圏外とはいえ、予断を許さない状況だ。