ベガルタが誇る黄金ホットラインで首位追走だ。仙台DF渡辺広大(25)が、6日のホームG大阪戦へ必勝を誓った。出場停止の鎌田に代わり、8月11日の札幌戦以来となるスタメンが有力。その札幌戦で梁のCKを頭で合わせて今季リーグ戦初ゴールを挙げたが、J1での通算4得点はいずれも梁のCKからという相性の良さを発揮している。「そうなんですか?

 梁さんには『的がデカイから狙いやすい』とはよく言われるんすよ」とニヤリ。ホームではここ2試合連続で梁のCKから得点が生まれており「チャンスがあれば狙いたい」と意欲を見せた。

 もちろん、本業は忘れていない。J2降格圏の16位G大阪だが、54得点はリーグNO・1。「攻撃力は間違いなくリーグトップ。下位と思っていたらやられる」と警戒度はMAXまで引き上げている。広島との勝ち点差は5、ホームで負けるわけにはいかない。「最近のホームでのサポーターの力にはすさまじいものがある。ここからはチームの力だけじゃ勝ち残っていけない。自分たちは手堅く、じれずに戦い、スタジアムや地域の力も結集して勝ちたい」。最後は選手会長らしく“総力戦”を呼びかけた。【亀山泰宏】