<J1:磐田2-1G大阪>◇第34節◇1日◇ヤマハ

 磐田はG大阪に競り勝ち、ホーム最終戦を勝利で飾った。日本代表FW前田遼一(31)がリーグ戦で初ゴールを決めた相手は07年以降、5年連続でJ2に降格。今季初得点も3月25日のアウェーG大阪戦で挙げ、これで6年連続となった。サポーターから“デスゴール”と呼ばれる不吉なデータは再び現実となり、この日も1得点1アシストの活躍を見せ、西の名門をJ2に降格させた。

 磐田FW前田にまつわる「都市伝説」がまたも現実となった。前田がリーグ戦で初ゴールを決めた相手は07年以降5年連続でJ2に降格。今季の初得点は3月25日のアウェーG大阪戦、これで6年連続となった。

 この日は前半5分に相手DFのクリアボールを右足で押し込み先制。8月25日の柏戦以来、11試合ぶりのゴール。後半40分にはゴール中央から右サイドのMF小林裕にスルーパスを供給して決勝点をアシストし、1得点1アシストの活躍でチームの9戦ぶり勝利に貢献した。「自分が全然点を取れなくてチームも勝てていなかった。やっぱり勝利はうれしいですね」。

 不吉なデータはサポーターから“デスゴール”と呼ばれていたほどだ。試合後、前田は「その事に関してはもともと何も考えていない。相手は関係ないし、今日はゴールだけが欲しかった。勝てたことがうれしい」と話した。【神谷亮磨】