<J1:清水0-5横浜>◇第2節◇9日◇アイスタ

 清水は地元開幕戦を迎えたが、横浜に大敗し、今季ホーム初勝利はお預けとなった。清水は序盤から横浜に主導権を握られ続け、大敗した。今季からアイスタに名前を変えたホーム開幕戦だったが、白星発進とはならなかった。

 大量5失点での完敗に、清水イレブンはうなだれた。シュート数はたった3本と、反撃の糸口すらつかめない。ふがいない試合内容に、ホーム開幕戦勝利を信じて駆けつけた1万6487人のサポーターからは、開幕から2試合目にして早くも容赦ないブーイングが飛んだ。アフシン・ゴトビ監督(49)は「横浜は世界クラスで、我々はアマチュアに見えた。何1つプランが遂行できなかった。サポーターに申し訳ない」と淡々と振り返った。

 前半8分、横浜のMF中村にCKを直接決められた。前日の8日にゴトビ監督が「高さのある選手も多く、中村は驚異的な左足を持っている」と警戒していたはずのセットプレーから先制点を献上。序盤に出ばなをくじかれると、そこから悪夢が始まった。

 同39分にはDFラインの裏をきれいに破られ2失点目。ゴトビ監督は、後半から大宮戦で奇跡の同点劇を生んだ4-4-2にシステムを変更。しかし、状況は全く変わらなかった。両サイドからのクロスやパワープレーは、横浜のDF中沢と栗原に徹底的に跳ね返された。終盤にはFWマルキーニョスにハットトリックを決められ、万事休す。

 試合後、ゴトビ監督は「前に進むしかない。1日1日、話し合いながらやっていくしかない」。MF杉山浩太主将(28)も「1人1人が責任を持って、この負けを取り返していくしかない」と必死に前を向いた。言葉通り、このままの状況ではゴール、そして勝利はほど遠い。【前田和哉】