清水は静岡ダービーでの大敗から一夜明けた24日、オフ返上で練習を再開した。午前10時から全体ミーティングを行い、その後はグラウンドに出て約1時間半汗を流した。開幕から公式戦5戦勝ちなしの苦しい状況を変えるべく、練習終了後には選手だけで青空ミーティングを敢行。杉山浩太主将(28)をはじめ数人の選手らは原靖強化部長(45)との意見交換も行った。

 杉山主将は「全員が現状を重く受け止めているし、逃げるつもりはない。諦めずに、切れずに続けていくしかない。もう1度、全員が責任を持ってやっていこうと話し合った。やっぱり、勝つことが特効薬になる。そのために1人1人がこの1週間、苦しんで苦しんで悩むしかない。ピッチで失った自信はピッチでしか取り戻せない」と、30日のリーグ広島戦を見据えた。【前田和哉】