<J2:札幌1-3G大阪>◇第6節◇3月31日◇札幌ド

 G大阪が4試合ぶりの勝利を収め、8位から3位に浮上した。W杯アジア最終予選に出場していたMF遠藤保仁(33)DF今野泰幸(30)はフル出場し、3試合連続ドロー中だったチームを救った。

 G大阪が4試合ぶりの勝利で3位に浮上だ。日本代表の遠藤と今野がフル出場でけん引。3月26日のW杯最終予選ヨルダン戦でまさかの黒星を喫し、出場権獲得が持ち越しとなるショックも癒えない中、帰国初戦を最高の形で飾った。

 2人は28日にチームに合流したものの、別メニューでの調整を余儀なくされた。ヨルダン戦で同点PKを外して精神的ダメージを心配された遠藤は「移動距離が長かったけど、今まで何度もこういう形はあったから。コンディションだけ気をつけた。集中力を切らさずやれたし、チームとしても今日に関しては非常に良かった」と振り返った。

 古巣札幌との対戦だった今野は、風邪気味の体調を押しての出場だった。「ヨルダン戦の時から体調は良くなかったが、何とか振り絞って90分間やった。チームは同じ方向を向いている。この流れを大事にしたい」と気を引き締めた。

 試合はレアンドロ、家長、岩下のゴールラッシュでアウェー戦完勝。3戦連続のドロー地獄にはまっていたが、2勝4分けの無傷を守るG大阪が今度こそ連勝モードに入りたい。