ユニバーシアード日本代表GK圍(かこい)謙太朗(桃山学院大4年)が来季、東京に新加入することが1日、分かった。すでに入団の意思をクラブ側に伝え、仮契約。近日中にも発表される。C大阪のキャンプに参加するなど、複数クラブが興味を示していたが、日本代表GK権田や塩田ら実力者ぞろいの東京で、プロとしての第1歩を踏み出す。

 188センチの圍は桃山学院大を関西学生リーグ2年連続リーグ最少失点に導いた。だが高校時代は熊本の強豪・大津で3番手GK。それが進学した同大で、恵まれた体格と能力に経験が加わり才能が開花した。高校時代ベンチにも入れなかった男が、プロまで上り詰めた。クラブ幹部は潜在能力を評価し「まずはプロでもまれて第3、第2(GK)となってほしい」と期待。シンデレラGKがさらなる階段を駆け上がる。