4カ月ぶりに首位に浮上した横浜に、「ハマのメッシ」が戻ってくる。右足首痛で離脱していたFW斎藤学(23)が20日、横浜市内での全体練習に本格合流した。10日鳥栖戦から欠場していたが、次節の24日アウェー鹿島戦で3試合ぶりに先発復帰が濃厚となった。「しっかり準備だけはして、出られればアピールして結果を出したい」と意気込んだ。

 鹿島に対しては、6月30日のナビスコ杯準々決勝の第2戦で、相手選手2人の間を擦り抜ける右足ミドル弾で先制ゴールを決めた。「あれでいいイメージを持てた。あの後、ゴールやアシストも増えた」。この後、代表デビューを飾った7月の東アジア杯を含めて、公式戦2アシスト3ゴールと調子はうなぎ上り。7月13日大宮戦で見せた「4人抜きゴール」は、J1の月間ベストゴールにも選ばれた。再び鹿島のゴールをこじ開け、波に乗りたいところだ。

 前日19日には、バルセロナFWメッシが開幕戦で決めた2ゴールをテレビでチェック。「ミニゲームの感覚で点を取れるのはすごい」と感銘を受けた。本家のイメージも借りて、再び量産態勢に入る。【由本裕貴】