清水は21日、次節ホーム浦和戦に向けて三保グラウンドで約2時間の調整を行った。先発が有力なMF村松大輔(23)は「完封で勝ちたい」と前日20日に誕生した、第2子となる次女にささげる“完全勝利”を誓う。今季はここまでチーム2位タイの3得点を挙げるなど、攻撃面でも存在感を発揮。チームとしても連敗は許されない一戦で、不動のボランチが攻守で躍動する。

 次節浦和戦に向けて調整を続ける村松の表情が、一気にパパの優しい顔に変わった。練習後、報道陣から20日に誕生したばかりの次女について問われると、笑顔で対応。「やっぱりかわいいですね。今まで以上に努力をしなければいけないし、自分がサッカーをやっていることを娘が理解できるまで続けたいですね」と、夢を明かした。

 不動のボランチとして活躍する村松だが、今季はここまでチーム2位タイの3得点と攻撃面でも存在感を発揮。恒例のパフォーマンス「ゆりかごダンス」についても「自分がゴールを決めてやりたいですね」と意欲を見せる。この日のシュート練習でも何度もネットを揺らし、最後まで感覚を入念にチェックした。

 前節C大阪戦では、中盤でコンビを組むMF杉山浩太(28)とMF本田拓也(28)が欠場。村松は守備に追われ、攻撃で見せ場は作れなかった。しかし、浦和戦は2人の復帰が濃厚で、さらに昨季の磐田戦では今回の会場となるエコパスタジアムでゴールも記録している。村松は「お客さんが多くて、モチベーションも上がる。攻撃に参加できる場面も増えると思うので(今季4点目を)狙っていきたい」と、力を込めた。

 13位からの上位浮上を狙うチームにとっても、連敗は絶対に許されない。村松は「無失点で勝ちたい」と語気を強めた。愛娘誕生の“記念試合”を勝利で飾るために、攻守でフル回転する。【前田和哉】