仙台MFジオゴ(26)が、サイドバック(SB)不足のチームを救えるか。6日のミニゲームでレギュラー組に入り、今日7日の天皇杯2回戦(対JFLブラウブリッツ秋田)は右SBでの先発が濃厚。「去年はブラジルで2試合やったくらい」と経験不足は否めないものの、5月1日のアジア・チャンピオンズリーグ江蘇舜天戦以来となる久々の出番。「SBができれば可能性も広がる。秋田はモチベーションも高いはず。くだらないミスをしないように」と意気込む。

 手倉森監督は、左SBで起用予定の蜂須賀を展開に応じてウイングバックに上げるプランを温めている。その点、センターバックもできるジオゴなら、交代カードを切らずに3バックにシステム変更が可能。菅井、石川直、石川大といった本職SB陣は週明けにも復帰する見込み。苦しい台所事情ではあるが「フレッシュなメンバーで乗りきる」と話す指揮官の腕の見せどころだ。【亀山泰宏】