J2磐田は2日、磐田市内で5日のアウェー京都戦に向けて調整し、前節山形戦で決勝弾を決めたDF駒野友一(32)が相手FW大黒将志(34)封じに意欲を見せた。駒野と大黒は06年のW杯ドイツ大会日本代表メンバー。現在、14得点でリーグ1位の大黒に、駒野は「デイフェンス泣かせで、常に裏を狙う動きもあるし、マークしづらいポジションを取ってくる」と話し「クロスに対しても、1回視野から消えてから入って、難しい動きをしてくる。チームで声を出して(大黒が)どこにいるか確認し合いながらやらないと。ボールと相手をしっかり見て守備をしなければ」と引き締めた。

 京都戦がリーグ前半戦のラストゲームだ。「5節で勝ち点10」のミニ目標を達成しているが「5節で勝ち点15を取れるわけで、それをまだ達成していない。これからまた、新しい5節のスタートなので15を取れるようにやっていかなければ」と話す。京都は総得点29でリーグ4位も、総失点27は同ワースト5位。駒野は「(相手の)最終ラインが高いので、裏も狙い目。狙い続けることでラインもバラバラになってくる。立ち上がりは裏を狙うことが大事」と見据えた。【岩田千代巳】