J1はW杯による約2カ月の中断を経て、今日19日から後半戦が本格的にスタートする。

 横浜が「勝ち点吸うたろか~」を合言葉?

 に今日19日のアウェーC大阪戦でリーグ3連勝を狙う。敵地での同戦は2連敗中。苦手意識が芽生えつつあるが、今回はその借りをまとめて返せそうな予感がある。

 18日、横浜市内での練習後に会見した樋口靖洋監督(53)の表情がパッと明るくなった。「金鳥ではなく長居スタジアムなんですね」。会場は一昨年、昨年と敗れた金鳥スタではなく隣接するヤンマー(長居)。苦手金鳥には、もうひとつの敵がいるというのだ。指揮官はこう続けた。

 「金鳥スタジアムには蚊がいるんです(苦笑い)。ウオーミングアップ場にたくさん。ちゃんと蚊取り線香をたいていただいているんですが、いるんですよ…」。蚊の鳴くような声ではなかったが、相手を気遣いつつ申し訳なさそうに思わぬ告白。歴史と伝統あるあのグルグル巻きの逸品でしっかり対処してあるものの、同スタジアムの蚊はC大阪びいきのようだ。

 蚊によって選手のプレーに影響が及ぶことはないという。ただ、相性が悪いからささいなことも気になる。今回は気にする必要がない。精神的にも大きい。あの名ギャグ「血ぃ吸うたろか~」は横浜びいきの芸人間寛平のもの。ここ2年間たっぷり吸われたはずの血の恨みを、勝ち点3でチャラにする。【八反誠】