C大阪のFW南野拓実(19)が、アギーレジャパン定着を熱望した。12日は大阪・舞洲で、16日川崎F戦(アウェー)に向けた2部練習に参加。新生日本代表メンバーは今月下旬に発表になり、初陣となる9月5日ウルグアイ戦(札幌)9日ベネズエラ戦(横浜)がある。日本の“超新星”候補は、新しく生まれ変わる代表への思いを語った。

 「僕の年齢で代表に入るのは世界を見れば普通なことなんで、このタイミングで代表に定着することが理想。でも今の自分のパフォーマンスでは、いけないと思っています。まだまだ自分にはやることがある」

 C大阪は5月3日名古屋戦の白星を最後に、8戦未勝利(3分け5敗)で15位に低迷。南野も出場停止を除く全試合に出場しながら、無得点。だからこそ「苦しい状況なので結果が大事。チームで100%の力を出す」と自分に言い聞かせた。

 代表定着には、所属クラブでの活躍が重要だ。まずはチームを復調させ、新監督にアピールするしかない。同僚のウルグアイ代表FWフォルランが、Aマドリード(スペイン)時代の07~09年にアギーレ監督の下でプレー。08-09年には得点王に立ったことで、事前リサーチも済ませている。

 「ディエゴ(フォルラン)にはいろいろ聞きました。すごく熱い人で、ピッチでは選手をリスペクトしてくれるという話だった。僕の印象ですか?

 怖そうな顔をしてますよね(笑い)」

 今年のW杯は予備登録止まりで、ブラジルの地を踏むことはできなかった。目標にする18年W杯ロシア大会へ。19歳の挑戦は、ここから始まる。【益子浩一】