J2札幌MF石井謙伍(28)が、今日23日の岡山戦(札幌ドーム)で、右MFとして5試合ぶりの先発出場が濃厚となった。バルバリッチ監督(52)は、クラブでは12年石崎体制以来2年ぶりに4バックから3バックの3-4-3に変更。中2日での大工事も、石井は同監督の下、愛媛で経験済みで「同様の変更はよくあった。意思疎通をしっかりして攻撃にも積極的に絡みたい」と意気込んだ。

 前節ベンチ外からの抜てき。監督交代後初先発で、残り2点に迫ったクラブのJリーグホーム通算500号を決め、バル1勝に導く。愛媛時代の12年9月23日、13戦未勝利の状況で指揮官が布陣を4-4-2から3-4-3に変えたのが今回の相手、岡山だった。結果は石井の決勝点で1-0。験のいい相手、布陣での一戦に石井は「節目の点を取って新監督1勝に貢献したい」と前を向いた。【永野高輔】