神戸が、来季の新監督候補に挙げているブラジル人のオズワルド・オリベイラ氏(63)と合意間近になっていることが3日、分かった。水面下で行われている交渉は大詰めを迎えており、順調ならシーズン終了までに正式決定する見通しになった。この日、クラブ側は12年11月から指揮を執る安達亮監督(45)が契約満了に伴い、今季限りで退任することを正式発表した。

 神戸は当初、柏を退団するネルシーニョ監督(64)を後任の有力候補にしていたが、条件面などで交渉が難航。先月末になって、オリベイラ氏に方向転換して交渉を進めていた。同氏は11年まで5シーズン鹿島を率いて、07~09年にリーグ3連覇を達成。今年もブラジルの名門サントスを率いるなど実績は申し分ない。今季ここまで9位の神戸を、来季は初タイトルに導くことが任務になる。