清水のスロベニア代表FWノバコビッチ(35)が欧州選手権予選を終えてチームに合流した。リーグ再開となる次節ホーム名古屋戦(22日午後5時、アイスタ)に向け、18日に三保グラウンドで約1時間半の調整。「少しだけ疲れはあるけど、名古屋戦に勝てるように練習から全力を尽くしていくだけ」と、初日からシュート練習以外のメニューを消化した。

 チームは前節川崎F戦の勝利でJ2降格圏を抜け出して15位に浮上した。しかし17位のC大阪との勝ち点差はわずか4差と、まだまだ油断はできない。この現状に、ノバコビッチも18日のコロンビアとの親善試合を回避して“帰国”。開幕名古屋戦で決勝弾をマークした助っ人ストライカーは「クラブの状況の方が重要。チームの助けになれるようにしたい」と誓った。残留に大きく前進する今季2度目の連勝へ、チームを導くつもりだ。【前田和哉】