J2磐田は今日30日、J1昇格プレーオフ準決勝・山形戦(ホーム)に臨む。大一番を前に29日、名波浩監督(42)は「自分はいつもと同じメンタリティーでいる」とし、選手について「1試合で決まるわけではない。もう1つ山があると考えるとリラックスできるのでは」と話した。

 監督就任後、相手に合わせるリアクションサッカーではなく、つないでシュートまでいくスタイルを徹底してきた。(1)攻守の切り替え(2)セカンドボールの予測(3)コミュニケーション(4)シュートを打つの4カ条も浸透してきている。最終節札幌戦も17本のシュートを放ち、指揮官も「その気持ちは継続してくれると思う」。今季は先制した試合は負けていない。指揮官は「開始直後にスーパーゴールが決まる可能性もある。それでも下を向かずにスタイルを貫く」と見据えた。【岩田千代巳】