J2磐田は14日、磐田市内で、タイ2部リーグのラコンナーチャーシーマと練習試合を行い、7-0で完勝し今季の練習を終えた。来季は資金力のある大宮、C大阪がJ2に降格。名波浩監督(42)はJ1昇格をかけた来季の戦いを「厳しいシーズンになるのは目に見えてる」と見据える。「チームも監督も試されるシーズンになる。この試験をパスして明るい未来が待っているという前向きな姿勢でやっていきたい」と抱負を語った。

 9月末から指揮を執り「監督業としては、思いのほかうまく波に乗れたかなと」と振り返る。結果はすぐに出なかったが、この日の練習試合では、就任直後から言い続けたシュートの意識、守備連動が随所に見られ、大きなのびしろを感じさせた。来季の始動は1月中旬。各選手には「2週間はサッカーから離れて休みなさい」と伝えたという。オフのリセット後、名波ジュビロがJ1昇格に向けて再スタートする。【岩田千代巳】