ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)が本拠地からのブーイングに見送られ、今日23日にも帰国し日本代表合宿に参加する。21日のカリャリ戦に2試合連続で先発。定位置の右FWで後半25分までプレー。勝ったが、得点はなくミスも出て交代時にブーイングされた。

 チーム最低の5点をつけたイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは「スタジアムが空だからブーイングされないと考えたかもしれない。しかしこのようなプレーでは、サハラ砂漠でもブーイングされる」と酷評した。

 本田はチームの4戦ぶり勝利に「最高です、今日は。それでいいですか?」と短く答え、足早に去った。新生日本代表で、新たな競争が待つ日本に戻る。(ミラノ=波平千種通信員)