国際サッカー連盟(FIFA)のバルク事務局長は24日、ロシアのサンクトペテルブルクで記者会見し、一連の汚職事件の影響で新規のスポンサー獲得が困難であることを認めた。「現在の状況が、新たな契約締結を難しくしているのは事実。来年2月の会長選まで大きな発表はできないだろう」と語った。

 最上位スポンサー「FIFAパートナー」のコカ・コーラや米クレジットカード大手ビザなどからの抗議に対しては文書で回答し、今後は会合の場も持つという。バルク事務局長は来年2月の新会長の就任とともに辞任する意向を強調した。