シャルケは、インターネットに動画を配信する「シャルケTV」で、6月に日本で右膝の膝蓋腱(しつがいけん)の手術を行ったDF内田篤人(27)のインタビューを放送した。

 現在、ドイツでリハビリを行っている内田は「膝に関してはだいぶ良くなっています。痛さが出ないようにやっています。グッドトレーナーがいるので大丈夫です」と笑顔を見せた。

 今季から指揮を執るブライテンライター監督とも話をしているそうで「よくロッカー室にも行くし、監督さんにも会うので、少しずつコミュニケーションはとっている。チームが今いい感じで勝ち点を積み重ねているので、ロッカーの雰囲気もいいですし、早く戻りたい」と、早期復帰へ意欲を見せた。

 シャルケは内田の穴を埋めるため右サイドバックに26歳のカイサラと、32歳のリーターを獲得。それでも内田はライバル視せず、2人からも学ぼうと貪欲だ。「カイサラは攻撃的で前への力が強い選手。リーターはすべてのことに柔軟に対応できる選手。試合展開を読みながら、ゲームとか、自分やボールをコントロールできる。2人からいろいろ学べれば」と話す。

 そして内田はウォルフスブルクへ移籍した親友ドラクスラーへもメッセージを送った。「ユリアン(ドラクスラー)はシャルケの中で育ってきて、よくシャルケに貢献したと思います。残って欲しいなとは思っていましたけど、ステップアップというか、環境を変えるという意味では移籍も1つの手だったので。ロッカーも隣で、とても寂しいですが、対戦したら削ってやりたいと思います」と笑顔で話した。

 そして復帰時期については「まだそんなに分からない。めちゃくちゃ時間がかかるわけではないですけど、言って遅れるということもあるので、あまりメディアの前では言いたくない。僕の場合、腱(けん)を取ったので、様子見という感じなので、はっきり分からない。徐々に、徐々にという感じです」と説明した。