欧州選手権3連覇を狙うスペインが、FWノリート、FWモラタ(ユベントス)がともに2ゴールを挙げる活躍を見せ、韓国に6-1で圧勝した。

 立ち上がりからスペインが試合を支配し、前半30分、MFシルバ(マンチェスターC)がほぼ正面25メートルのFKを左足でキック。ボールは壁4枚の頭上を越え、見事なカーブを描いてゴール右上へ突き刺して均衡を破った。その2分後には相手DFの頭でのバックパスを相手GKキム・ジンヒョン(C大阪)がキャッチミス。これをモラタが競ってつなぎ、MFセスク(チェルシー)が無人のゴールに右足で流し込んだ。さらに同38分、左サイドからのDFアスピリクエタの右足アウトでのスルーパスにノリートが走り込み、相手DFをかわした後、相手GKの股抜きシュートを右足で決めて3-0で前半を折り返した。

 後半に入っても猛攻は止まらず、同5分、MFティアゴ(Bミュンヘン)の左CKを中央からモラタが頭で流し込み、その4分後にもDFベリェリン(アーセナル)がペドロ(チェルシー)とのワンツーで右サイドを崩してラストパス。これをノリートが右足で決め5点目を奪った。同38分に1点を返されたが、同44分、FWアドゥリスのスルーパスを飛び出した相手GKがはじき、こぼれたところをモラタが右足で押し込み、6-1とした。

 スペインは8日にジョージアと親善試合を行った後、10日開幕の欧州選手権に臨む。1次リーグはチェコ、トルコ、クロアチアと同組で、初戦は13日のチェコ戦。