W杯北中米カリブ海最終予選が開幕し、メキシコがアウェーで米国に2-1で競り勝ち、白星発進となった。1-1の後半44分にバルセロナなどでプレーしたDFマルケスがCKを頭で決め、劇的勝利を飾った。

 メキシコはトランプ氏が大統領に当選した米国を打ち負かした。試合前、FWエルナンデスが「嫌な思いをしている人々の鬱憤(うっぷん)を晴らすこと」と、母国に対する差別的発言をしてきた新大統領を意識したコメントを残していた。終了間際のゴールで勝利し、同FWは自身のツイッターで「自分たちを止める壁はない」と、同氏の「メキシコに壁を作る」とのコメントを引用したツイートで喜んだ。