ユベントスの元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロ(36)が男子テニス界をけん引するラファエル・ナダル(25=スペイン)と自身の公式ブログ日本語版(http://delpieroale.blogspot.com/)で対談。東京で開催された楽天ジャパン・オープン決勝には敗れたナダルだが、熱い声援を送ってくれたファンへの感謝、震災から前を向いて復興に進む姿への感銘を語ります。
ニッカンスポーツ・コムでは公式ブログ運営者の許諾を受け、日本に滞在する選手との対談を通じて震災復興へ向かう日本の姿を伝える企画の内容を転載しました。公式ブログとともにお楽しみにください。【デルピエロ×ナダル】
デルピエロ
ラファエル、調子はどうだい?
日本からの君のニュースは?
何か興味深い、面白い事はあった?
ナダル
チャオ、アレ!
ここではすべてが順調だよ。今日決勝戦があったのだけれど、今日のアンディー・マリー(英国)は僕にとって強すぎた(6-3、2-6、0-6で逆転負け)。去年に引き続き、今年も勝ちたかったから残念だけど、ほらスポーツって君も知っているようにそう思うようにいかない。ここ日本でのうれしい出来事は、いつものようにファンの人たちがホテルに沢山のプレゼントを送ってくれた事。本当にみんな親切だね。
デルピエロ
君の試合はどうだった?
ナダル
とても難しかった。最初のセットはうまくいってかなり高いレベルでのプレーで勝ったんだ。でも彼はその後最高のプレーをして、僕は何もする事が出来なかった。こんな時はライバルを賞賛する事しか出来ないよ。
デルピエロ
このトーナメントで得た物は?
ナダル
最高の人々の思い出。日本にとって、本当に難しい時期の後に、人々が前を向いて進み、格闘している姿は賞賛に値する。本当に素晴らしい国民だよ。
デルピエロ
このトーナメントで最も素晴らしかった瞬間は?
ナダル
おそらく、毎回コートに入る瞬間だろうね。みんなが拍手で迎えてくれたから。
デルピエロ
日本にまた帰りたいと思う?どこに行きたい?
ナダル
もちろんだよ。日本は伝統と歴史にあふれた興味深い国。もっと知りたいし。テニスをしに行くだけでなく、色んな町を訪問するために、必ず日本に帰るよ。京都は訪ねてみたい町の1つだね。
デルピエロ
日本のファンにひと言。
ナダル
今回僕にしてくれたすべてのサポート、そしていつもしてくれるサポートに感謝します。そしてこの場で話す機会を与えてくれた君にも感謝するよ。誇り高いことだからね。
ありがとう!