<国際親善試合:パレスチナ4-2インド>◇6日◇インド・コチン

 インド代表に外国出身者として初めて選ばれた和泉新(30=山口県下関市出身)がパレスチナとの国際親善試合に途中出場し、代表デビューを飾った。

 青いユニホームに背番号26を付けた和泉は後半19分、大歓声を受けて登場。MFとしてピッチを精力的に走り回り、攻守に存在感を発揮したが、チームは2-4で敗れた。

 和泉は7日、共同通信に「試合のスタジアムに入った瞬間から、込み上げてくるものがあった。自分のやるべきプレーはできたが、負けたので次の試合への課題も残った」と語った。

 和泉は父がインド人で母が日本人。下関市の高校卒業後、新潟県のサッカー専門学校に入り、新潟の練習に参加するなど技術を磨いた。

 シンガポールやJFLでプレーした後、2006年にインドの国内リーグに移籍。現在は同国西部マハラシュトラ州の「プネFC」に所属している。

 昨年インド国籍を取得し、先月、念願のインド代表入りを果たした。