14日、ベオグラードで行われた欧州選手権予選リーグI組のセルビア-アルバニア戦は試合途中で中止となった。

 前半終盤にアルバニア国旗が無人飛行機でピッチ上空に現れたのを契機に、選手同士が小競り合いを開始。落ちてきた国旗を手にしたセルビアDFミトロビッチ(フライブルク)に対し、アルバニア選手がそれを守ろうとつかみかかった。セルビアのサポーターもピッチに入り込み、アルバニア選手と衝突。英国人のアトキンソン主審は前半41分、ピッチ上の混乱のため、試合を中止した。

 セルビアのイバノビッチ主将(チェルシー)は「我々は試合を続けたかったが、アルバニアの選手が心の準備ができていないと話した」としている。

 欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトによると、「中止の理由はUEFA管理・倫理・規律委員会に報告される」としている。

 セルビアは1分け、アルバニアは1分け1敗でともに勝ち点は1。